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what - 先行詞付き関係代名詞
関係代名詞のwhatは、関係代名詞whichの前に、見えない先行詞がついたものです。学校では「"what =
that which"と考えろ」と教えられた記憶がありますが、厳密には"what =
the thing which"の方が正しいと思います。意味的には、「〜するもの」、「〜なもの」ということになります。
映画「トップガン」には、主人公のマヴェリック(トム・クルーズ)が仲間と酒場に出かけ、そこに女性が大勢いるのを見て、" This is what I call a target-rich environment."と言うシーンがあります。"target-rich environment"は軍隊用語で「標的がたくさんいる環境」ですが、このシーンでの「標的」は、バーにいる女性たちのことになります。
この文の"what I call"を"the thing which I call"と考えると、" This is the thing which I call a target-rich environment."となります。これを直訳すると、「これは、私が"狙い放題の環境"と呼ぶものである」という日本語になります。多少くずすと、「これは、俺にとってはまさに"狙い放題の環境"だな」のような訳になります。
映画「タイタニック」の冒頭のシーンにある、
Then she married a guy named Calvert, moved to Cedar Rapids, had twokids.
Now Calvert's dead, and from what I've heard, Cedar Rapids is dead.
も、これと同じです。(from what I've heardは「私が聞いたもの(つまり、私が聞いた話)によれば」)
これらのwhatは疑問詞のwhat("Do you know what is most important?"、"Do you know what he does?"、"Do
you know what it is?")と混同しがちですが、一般的には、その文自体が疑問文であるか否か(最後にクエスチョンマークがあるかどうか)で区別します。が、例外は山ほどあります。
これを見分けるには、「話し手が"what"の中身を知っているか否か」を考える必要があります。
関係代名詞のwhatの場合は話し手がthe thing(先行詞)の内容を知っているか、the thingの内容についてほぼ把握できていますが、疑問詞のwhatの場合は、話し手もwhat(疑問詞)の内容を知りません。
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